ヘビ園の後は、「時間がないから、かいつまんでおもしろい所をまわるよ。」と、今度はダウンタウンに向った。ダウンタウンは興味があったけれど危険という事で行けなかったので、この市内観光をお願いしてよかったなと感動する。
ダウンタウンでは、バナナ市場、
整備工場街、衣類市場、野菜市場、
金物屋街、などなど、
その周辺のスラムなどをまわった。変わったところばかり連れて行ってくれて楽しいなと思ったら、「先月もナイロビにいてフライトまで時間ないって聞いたから、観光名所ははずして変わったところばかり行く事にしたんだよ」とハドソンは言う。どうやら「裏ナイロビ・ツアー」にしてくれたらしい。飛び込みで決めた旅行社だったけど、いい人にガイドに会えてよかった。
「郵便局にも言ってみる?」と言われ行く事にしてみると、どうやらハドソンは自分が郵便を出したかった様だった(笑)。ちなみにケニアの郵便局にはネットカフェコーナーがある。何か不思議な感じだけど、同じメールだからまとめて扱っているんだろうか?
時間が来たので空港に向いつつ、今度は工業地帯を通っていく。「日本のトヨタや三菱もこんな感じなの?」とハドソンに聞かれたので、「ちょと似てるけど、町全体が工場というくらい大きくて、工場の脇に庭があったり、テニスコートや野球場があったりするよ。」とこたえておいた。ケニアでは圧倒的に日本の車が人気なのだそうだ。特に三菱のランサーと、ひと昔のパジェロが人気らしい。昔のパジェロはエンジンが優れていて、ケニアの荒れた道でも頑張ってのぼってくれると評判がいいのだそうだ。
空港で別れ際ハドソンにチップを奮発すると、「これで今夜はチキンが食えるよ。」と軽やかに去っていった。偶然の出会いだったけれど、楽しかった。よい思い出が出来た。