翌朝は明け方暗いうちからデリーに戻るために空港へ。
トリヴァンドラムからデリーへはフライトの時間がよかったのでJet Liteを使うことにした。インドは格安航空会社が多く、地域によって得意、不得意があるのか、そもそもの便の有無、スケジュールや値段も様々。複数の航空会社をそれぞれのサイトで調べて予約した。
デリーにつくと空港ではMaple Red Home stayのドライバーと再開。この日は朝デリーについて夜の便で日本に戻るデイステイだったので、ドライバーにかけ足デリーめぐりをお願いした。
その前にデリーでもアーユルヴェーダを体験。特段アーユルヴェーダづくしをしたかったわけではないけれど、早朝の飛行機だったし最終日はリラックスしたかったので午後はのんびりアーユルヴェーダ施設で過ごそうと思った。
ちなみにMaple Red Home stayからも、「朝の飛行機で疲れているからデイステイしたら?」と提案があった。インドのカジュアル宿では部屋があいていれば、日中数時間の滞在でも受けつけるのが普通らしい。フレキシブルというか、招魂たくましいと感心する。
デリーのアーユルヴェーダは、これも口コミサイトで評判のよいAyurveda Kendraへ。こちらはBeach and Lake
Ayurvedic Resortの様なリゾート的な要素や宿泊施設、レストランはなく、町のアーユルヴェーダ診療所といった感じ。薬局コーナーには地元の人が普通に薬を買いに来ている。こちらのスタイルの方が普通なのだそうだ。
ドクターとの面談を待っていると、日本人のマダムが「あーさっぱりしたわぁ」と言ってでてきた。駐在の方の奥様でデリーには長く滞在しているとのこと。ここの施術の感想をきくと、「何か、効く様な気がするわ。気持ちよくてほとんど寝ちゃったわね」と、駐在マダムながら豪快な方。思えば日本人と話したのは久しぶり。
ドクターの部屋で、再びアンケートにこたえたり脈をみてもらったりしてからオイルを調合してもらう。
この日は二人がかりで左右対称にオイルをかけるPizhichilと、額にオイルをたらすシロダーラを受けることにする。何と4人がかりと豪華なトリートメント。Pizhichilはオイルのお風呂とも言われるくらい、寝台にたっぷりひたるくらいオイルをかけてくれる。頭にも体にもまんべんなくオイルがかけられ、オイルの中に浮かんでいる様な至福の時間だった。
ここのオイルはケララほどの濃厚さはなかったけれど、デリーは寒いのでオイルが温かく、別の気持ちよさがあった。うとうとしてしまうけれど、寝たら心地よさが味わえず勿体ないと頑張って起きていることにした。
施術の後はバスルームへ。といってもシャワーはなく、バケツから桶でお湯をあびる感じ。ここのシャワーはもちろんシャンプーなどはなく、Beach and Lake Ayurvedic Resortからもってきたアメニティのシャンプー、石鹸が活躍する。ローカルな治療院はこうしたバスルームすらないそうで、オイルだらけの姿で宿や自宅まで帰るのだという。今日は宿もとっていないので、それなりに観光客が来る様なところにしてよかった。
会計をしていると別の日本人女性がやってきた。シャンプーや石鹸をもっていないというので、余ったものをあげたら大変喜ばれた。何だかよいことをした気分。
<デリーで利用したアーユルヴェーダ施設>
Ayurveda
Kendra
<デリーでドライバーを手配してくれたB&B>
Maple
Red Home stay