2012年1月2日月曜日

インド西側縦断: デリー駆け足観光、旅の終わり。

アーユルヴェーダの後はニューデリーの観光名所へ。この日はものすごく霧が濃く、景色はこんな感じ↓(苦笑)。


あまりよく見えなかったけれど、この二週間天候にも恵まれたのでこんな日もあるね、とおおらかに受け止める。

大柄な名所の多いニューデリーは霧の日は映えないのでささっと通りすぎ、オールドデリーへ。インド版の秋葉原、浅草みたいなところで、何があるというわけではないのだけどゴミゴミしていておもしろい。

 
ニューデリーにはシーク教の大きな寺院があるからか、頭にターバンをまいたシーク教徒をたくさんみかけた。このターバン、それぞれにカラフルで、ニューデリーの雰囲気やリキシャーとマッチしながら街をいろどっている。

 
歴史的な宗教寺院もたくさんあった。
 
 
日がくれだすと、道路は一層混みだしていく。ドライバーいわく、デリーの町は時間差通勤でコントロールされているとのこと。まず公務員が早めに帰り、その後サラリーマン、そしてサービス業の人が遅く帰るといった感じ。そんなの日本も同じじゃないですかと言ったら、そうだよねと笑っていた。このドライバーは適度な適当さがあって、気をつかわずよかった。そんなドライバーのコメントとは裏腹に渋滞の中、リキシャーが競って隙間を抜けようとするすしづめ状態の道路事情。インドではどんなことがあっても運転はできないと思った。

 
この日の夕食は最後の晩餐ということで、空港そばのレストランへ。しっかりしたバーカウンターもあったり、味も洗練されていたけど、やはりデリーのレストランなだけにそれなりによい値段。個人的にはラジャスターンやケララの素朴なカレーの方が美味しかったかなと思った。

  
慌ててカレーを食べると空港へ。旅も終わり、日本へと向かう。二週間随分長い様に感じた。西側だけでも何か国分かのバラエティがあったけれど、一周したらどんなことになるんだろうか。またカレーを食べにきつつ、東側もまわってみたいなと思った。

インド西側縦断: 再びデリーへ、デリーでのアーユルヴェーダ

翌朝は明け方暗いうちからデリーに戻るために空港へ。

トリヴァンドラムからデリーへはフライトの時間がよかったのでJet Liteを使うことにした。インドは格安航空会社が多く、地域によって得意、不得意があるのか、そもそもの便の有無、スケジュールや値段も様々。複数の航空会社をそれぞれのサイトで調べて予約した。

デリーにつくと空港ではMaple Red Home stayのドライバーと再開。この日は朝デリーについて夜の便で日本に戻るデイステイだったので、ドライバーにかけ足デリーめぐりをお願いした。

その前にデリーでもアーユルヴェーダを体験。特段アーユルヴェーダづくしをしたかったわけではないけれど、早朝の飛行機だったし最終日はリラックスしたかったので午後はのんびりアーユルヴェーダ施設で過ごそうと思った。

ちなみにMaple Red Home stayからも、「朝の飛行機で疲れているからデイステイしたら?」と提案があった。インドのカジュアル宿では部屋があいていれば、日中数時間の滞在でも受けつけるのが普通らしい。フレキシブルというか、招魂たくましいと感心する。

デリーのアーユルヴェーダは、これも口コミサイトで評判のよいAyurveda Kendraへ。こちらはBeach and Lake Ayurvedic Resortの様なリゾート的な要素や宿泊施設、レストランはなく、町のアーユルヴェーダ診療所といった感じ。薬局コーナーには地元の人が普通に薬を買いに来ている。こちらのスタイルの方が普通なのだそうだ。

 
ドクターとの面談を待っていると、日本人のマダムが「あーさっぱりしたわぁ」と言ってでてきた。駐在の方の奥様でデリーには長く滞在しているとのこと。ここの施術の感想をきくと、「何か、効く様な気がするわ。気持ちよくてほとんど寝ちゃったわね」と、駐在マダムながら豪快な方。思えば日本人と話したのは久しぶり。

ドクターの部屋で、再びアンケートにこたえたり脈をみてもらったりしてからオイルを調合してもらう。
 
 
この日は二人がかりで左右対称にオイルをかけるPizhichilと、額にオイルをたらすシロダーラを受けることにする。何と4人がかりと豪華なトリートメント。Pizhichilはオイルのお風呂とも言われるくらい、寝台にたっぷりひたるくらいオイルをかけてくれる。頭にも体にもまんべんなくオイルがかけられ、オイルの中に浮かんでいる様な至福の時間だった。

 
ここのオイルはケララほどの濃厚さはなかったけれど、デリーは寒いのでオイルが温かく、別の気持ちよさがあった。うとうとしてしまうけれど、寝たら心地よさが味わえず勿体ないと頑張って起きていることにした。


施術の後はバスルームへ。といってもシャワーはなく、バケツから桶でお湯をあびる感じ。ここのシャワーはもちろんシャンプーなどはなく、Beach and Lake Ayurvedic Resortからもってきたアメニティのシャンプー、石鹸が活躍する。ローカルな治療院はこうしたバスルームすらないそうで、オイルだらけの姿で宿や自宅まで帰るのだという。今日は宿もとっていないので、それなりに観光客が来る様なところにしてよかった。

 
会計をしていると別の日本人女性がやってきた。シャンプーや石鹸をもっていないというので、余ったものをあげたら大変喜ばれた。何だかよいことをした気分。

 

<デリーで利用したアーユルヴェーダ施設>
Ayurveda Kendra
 

<デリーでドライバーを手配してくれたB&B
Maple Red Home stay

2012年1月1日日曜日

インド西側縦断: ケララの美しいビーチ'Samudra Beach'へ~

施術の後はロシア人、ドイツ人、オーストリア人とリキシャーを相乗りしてSamudra Beachへとむかった。

トリヴァンドラムというとガイドブックにのっている様にコヴァーラム・ビーチが有名だけど、かなり観光地化され、海辺で寝そべっていても物売りがすごくて落ち着かないらしい。ここでのんびりできるのもこの日一日だけど、三人のおすすめに任せて穴場のSamudra Beachへと向かうことにした。

 
Samudra Beachは小さなビーチだったけど、水や砂浜が大変美しかった。高級ホテルも多いからか、ビーチゾーンは物売りがいなくて落ち着いてる。洗練されたカフェなども多かった。

 
穏やかで美しい波にゆられながら、リラックス。ケララに何日も滞在して飽きてしまうかなと思ったけれど、このプランにしてよかった。


この日はケララからの最後のサービスといわんばかり、美しいサンセットを見ることができた。夕陽も砂浜も波も大変美しい。

 
Samudra Beachは日本のガイドブックにはのっていないけれど、欧米人の滞在客がたくさんいた。今度ケララを訪れることがあったら、ここに滞在したいと思った。

帰りにSamudra Beachの土産物屋でトパーズの指輪を購入。4人でディスカウント交渉を楽しんで60$なり。価値はまったくわからないけれど、見栄えも華やかだし、満足することにする。

翌日はデリー経由で日本に戻る予定だったので、Beach and Lake Ayurvedic Resortのディナーでは、皆が集まってくれた。皆様々なコースを受けつつ基本的にはリラックスしにきているので、穏やかにfarewellをしてくれる。最後にケララをもってきてよかったと思った。


<ケララで滞在したアーユルヴェーダリゾート>
Beach and Lake Ayurvedic Resort 

インド西側縦断: ケララでの元旦と地引網の見学

翌朝起きると、朝のヨガの時間はすっかり過ぎていた。レストランへいくと、起きれなかったらと皆に冷やかされる。私以外はちゃんと朝起きてヨガに参加したのだそうだ。ヨーロッパ人はタフと感心する。

この日の朝食はこんな感じ。左側のベージュのカレーはなんだか不思議な味だった。

 
朝食後はウクライナ人夫婦とともに再びPozhikkara Beachへ散歩。この夫婦の息子さんは私と同じ会社のヨーロッパ支社で働いているそうで、そのご縁で随分親切にしていただいた。

インドでは正月は特に休まないのか、Pozhikkara Beachではこの日地元の漁師が地引網をしていた。網をまいて引く側、網に包囲された中で暴れて魚を追い込む側の二手に分かれて作業する。

 
捕獲のほどを見守ると、この日は獲得ゼロ。いやー駄目だったなあ、何ていいながら網を片付ける。ケララ人は明るい。


この日はBeach and Lake Ayurvedic Resortに到着してから最も晴れていて、渡し船から見える景色も素敵だった。

ランチはこんな感じ。ライス、パンケーキと比べた中、ピタパンが一番だった。フルーツジュースは新鮮で、とても美味しかった。

 

この日は最後の施術だったので、一番気持ちよかったシロダーラをもう一度含めてもらう様、ドクターにお願いした。この濃厚で繊細なシロダーラは、ケララのローカルな施設でなければ受けられないだろう。
 
ちなみに滞在中の施術は同じ人が担当してくれた。この日は最終日のため、まとめてチップを渡した。


<ケララで滞在したアーユルヴェーダリゾート>
Beach and Lake Ayurvedic Resort