2010年8月12日木曜日

オマーン旅行記:ジャブリン城

その後はこの日の目玉、ジャブリン城へ。こちらは宮殿のため女性的で台所などの調度品、食器が美しい。

 
自然な形で残された食器類。
  

猛暑とラマダンで観光シーズン的には閑散期ということだそうで、幸運にも私とガイドの貸切状態。アラビアンナイトの雰囲気にたっぷり浸ることができた。

周囲は砂漠化されていて、お城ともマッチしている。「シンドバッド」はオマーンを舞台にした物語なのだそうだけど、本当にシンドバッドが絨毯に乗って飛んできそうな、そんな雰囲気だった。

 
地下に下りていくと、天井にびっしりアラビア文字が彫り込まれた通路があった。大変神秘的でこれもじっと見入ってしまう。

 
この階段通路は両側も繊細な彫刻がほどこされて大変美しかったけれど、夜には階段の踏み台を所々はずして、天井の彫刻に気を取られる侵入者を捕えるという仕掛けもあった。インディージョーズの世界に迷いこんだ様な、特別な雰囲気を味わった。
 
 
小粒ながらアラビアンナイトの神秘的が凝縮された宮殿。オマーンの中では一番お気に入りの遺跡となった。



<マスカットを拠点にお世話になった旅行社>
Arabica Orient Tours