文化が融合される地域には神秘が宿るといわれるけれど、本当にその通りだなと思う。ただただ建物の前にたたずんで、この街に出会えたことを感謝した。
街中をブラブラと歩いていると、「ゴッドファーザー2」の舞台ともなったマッシモ劇場もあらわれる。この時はマフィア映画好きでなくても、オーッと叫びたくなった。歴史的建物があるからといって、土産物屋やツーリスト向けレストランがあふれているわけではなく、普通に住居があって頭上には洗濯物がたなびいてたり、窓から窓へおばさんたちが大声で会話したりしている。プラハでもフランスでも感じられなかった、あたたかく癒される雰囲気。心地よい喧騒。なんともいえない情緒があった。
パレルモの公園ではものすごく立派な根をもった木を見た。私は木に通じてないので名前も分からないが…。「木」についてはブナや縄文杉など、日本が一番だと思っていたけれど、こういうものを見ると海外の木もよいなと思った(ちなみに写真内の人物はタクシーのドライバーさん。撮ってと言われたので撮ってみた^^)。