2000年5月4日木曜日

シチリア一週間: ヴォルカノ島へ。


シチリア旅行のうち、「エオリエ諸島、オレンジ農園滞在の旅の記録」のリンク一覧です。(一覧の下から一つ目の記録が始まります。)
 
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 ミラッツオ駅はとても小さくて何もなかったけれど、10分ほどバスで行ったところにある港は意外に大きく栄えていた。エオリエへはとても大きな高速船が頻繁に出ている。心配するまでもなく、すぐに出発する船の席を押さえることができた。高速船の中は、イタリア本土から来たらしき若者、高校生、中学生、そしてボルカノ島でトレッキングをするらしき人々あふれていた。高速船は普通の日本の遊覧船くらい大きく、そこに賑やかなイタリア人が目いっぱいつめこまれていたので、大変な大騒ぎだった。

エオリエ諸島は7つの島からなっているけれど、小さな島も多いので、高速船は最も大きなリパリ島、火山で有名なヴォルカノ島だけに停まる。両方まわる時間がなかったので、ドイツ人マダムにすすめられたヴォルカノ島にいくことにした。



ヴォルカノ島の目玉は活火山のグラン・クラテラーレなので、本格的なトレッキングの服装をして山頂に向かう旅行者も多かったけれど、ドイツ人マダムたちの話では港の周辺も十分火山気分を楽しむことができるという話だったので、自転車をレンタルして周遊する事にした。確かに港のそばには硫黄岩がごろごろとしていて十分火山気分満載だ。日本だったら高い山の山頂にありそうな硫黄岩が、海岸沿いにあって、何だか不思議な光景だった。


 海沿いにはラゲット・ディ・ファンギという天然の泥温泉があって、これもこの島の目玉のようだった。海岸に温泉があるので、ビーチと温泉が数メートルしか離れておらず、海水浴と温泉が両方楽しめる。イタリア人たちがとても楽しそうにはしゃいでいたので、水着を持ってこなかったことをとても後悔した(涙)。


 

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