2005年4月6日水曜日

アフリカ一ヶ月 - タンザニア: セレンゲティ・サファリ、三日目1。~バルーンサファリ~

セレンゲティ、サファリ3日目はバルーンサファリに挑戦した。アフリカに来てサファリも何日か経験しているので、このあたりで趣向を変えてバルーンに乗ってみることにした。

バルーンは日の出とともにスタートするので、AM4:30にモーニングコール、AM5:00~ロッジで集合しつつコーヒーブレイク、AM5:30頃ロッジ発という強行軍だった。ロッジから1時間程車で行くと、半分だけふくらんで大きくなるバルーンが横たわっている。バルーンの籠は横長で、中央の運転主席の両側が8つに仕切られている。そして、その小箱の中に更に二人づつが入る様になっている。離陸する時は籠も人も横倒しになって、気球が膨らんで浮かぶと同時に籠も人も起き上がるという仕組みになっていた。何だか養鶏所の鶏とか蚕になった気分だ。値段が高いので雰囲気も参加者もセレブなアクティビティなのに、離陸する時だけはこんなトボケた姿にならなければならないのがおかしかった。



バルーンに乗るのは初めてだったけど、思ったより静かに揺れもなく浮かんでいく。上空を高く飛んでセレンゲティを見渡したり、サバンナの草木にかぶるくらい低く飛んでみたりとなかなか優雅だ。

 

サバンナを走る動物達を上空から眺められるのも楽しかった。途中子供を連れたゾウの群れに出会う。ゾウはバルーンの火が嫌いらしく、子供を守りながら逃げていく。父親らしき大きなゾウがバルーンに向って牙をむいて威嚇するのも迫力があった。


幸運にもヒョウも見かけることができた。


1時間の飛行を終えると、バルーンはサバンナに着陸しシャンパンで乾杯を行う。通常は車外に出るのが禁止とされているサバンナに、特別に徒歩降り立てるのは気持ちがよい。

 

シャンパンセレモニーの後は、これもまたサバンナの真ん中に用意されたテーブルで朝食を食べるというサービスまで用意されていた。この朝食にもシャンパンがついていたり、プレートも盛りだくさんで美味しかったり...。ちょっと贅沢過ぎるかなあと思いつつ、楽しかった。
 

 

バルーン・サファリでは、最後に飛行完了の証明書まで用意されていた。料金が高いのでかなり迷ったけれど、アフリカで特別贅沢な気分が味わえる楽しい経験だった。


<バルーンサファリをお願いした会社>
Selengeti Baloon Safaris