2011年12月26日月曜日

インド西側縦断: エローラ石窟群 ~ヒンドゥー教石窟群~

仏教石窟群のあとはヒンドゥー教石窟群へ。ヒンドゥー教石窟群の目玉はカイラーサナータ寺院で既に雰囲気は堪能したため、1329窟すべてはまわらず主要なところだけのぞくことにした。

カイラーサナータ以外のヒンドゥー教石窟で圧倒的に息をのんだのは「踊るシヴァ神」。ひっそりとした石窟の壁一面が精巧につくりこまれ、奇跡的な保存状態。

 
「踊るシヴァ神」は大地のリズムと呼応しているのだという。この静かな空間で10数世紀大地と息づいてきたシヴァ神の躍動が伝わってくる様だった。

 
 
思えばヒンドゥー教もジャイナ教も歴史をよく分かっていない。その辺をわかっていたらこの数世紀にわたる仏像の特徴の変化の背景を味わえたかもしれない。今度宗教遺産をみる時はちゃんと勉強していこうと思った。