ますます現実のものでは無いみたいだなあと、思わずシンとしてただ佇んでしまう。まっさらな砂丘の尾根を私達だけが足跡をつけていく。こんな景色は他の国では見れないだろうなあ...。ナミビアに来る事にして本当によかった。
砂丘の上でブランチを食べて一服した後、苦労して登った砂丘を今度はくだる事になった。下りはブーツスキーの様にスイスイと降りる事ができる。最近はサンドスキーも流行りという事だけど、こんな所で滑ったらさぞかし気持ちいいだろうな。
帰り道、道路に出るために砂丘周辺のサバンナを歩くと、こんなに乾燥したところにも、アカシアが生えていたり、小さな花が咲いている。ナミビアでは黄色くて小さな花をたくさん見た。この黄色い花は、どんなに乾燥した日が続いていったん全部枯れてしまっても、再び雨が降ると再びサバンナ一面に咲き乱れるのだそうだ。自然の力は本当にたくましい。