2005年3月14日月曜日

アフリカ一ヶ月 - ナミビア: ナミブ砂漠、砂丘の上から。

砂の中で悪戦苦闘すること数十分、ようやく砂丘の頂上についた。過去はDUNE45が最も高い様で観光地としても人気があった様だけれど、砂丘の砂は風でどんどん移動するので、同じ砂丘でも高くなったり低くなったり変化がある様だ。今ではこの穴場の砂丘の方が高い様で、DUNE45や、ほかの砂丘たちも見渡す事ができた。延々と続く赤い砂丘たち。この頃にはもう日も昇っていて空もますます青くなっていたので、砂の赤と空の青のコントラストがさらにはっきりとしてくる。風で自然が形づくった砂丘の尾根たちも、流腺状の美しい曲線を描いていてますます幻想的だった。


 
ますます現実のものでは無いみたいだなあと、思わずシンとしてただ佇んでしまう。まっさらな砂丘の尾根を私達だけが足跡をつけていく。こんな景色は他の国では見れないだろうなあ...。ナミビアに来る事にして本当によかった。

 
 
砂丘の上でブランチを食べて一服した後、苦労して登った砂丘を今度はくだる事になった。下りはブーツスキーの様にスイスイと降りる事ができる。最近はサンドスキーも流行りという事だけど、こんな所で滑ったらさぞかし気持ちいいだろうな。

 

 帰り道、道路に出るために砂丘周辺のサバンナを歩くと、こんなに乾燥したところにも、アカシアが生えていたり、小さな花が咲いている。ナミビアでは黄色くて小さな花をたくさん見た。この黄色い花は、どんなに乾燥した日が続いていったん全部枯れてしまっても、再び雨が降ると再びサバンナ一面に咲き乱れるのだそうだ。自然の力は本当にたくましい。