2005年3月20日日曜日

アフリカ一ヶ月 - ヨハネスブルグ: SOWETOでの夕食。

この日は家族の一人が誕生日だったので、ビッグママの娘さんたちが腕をふるってご馳走をつくってくれた。誕生日の当人が一番一生懸命料理をつくってくれていて、こんなイージーさもSOWETOらしさなのかなと思った。


メニューはカレー風味のチキン、サラダ、カボチャの煮物、ポテト等々。とてもボリュームがあって美味しい。


ビッグママの家族、遊びに来ている近所の人たちも一緒に大勢でワイワイ食べる。時々シビーンの常連客が居間に流れこんできて、歌ったり踊ったりしてくれる。皆、歌も踊りも上手いので見ているだけで楽しい。SOWETの家庭はとてもオープンらしく、娘さんの友人たち、近所の人たち...。この日だけでも20人くらいの人が出たり入ったりしていた。夜遅くまでおしゃべりしたり、飲んだり、踊ったりそれぞれに楽しんでいる。近所の人たちも、娘さんの友達も、皆家族の様に仲が良い。皆それぞれ苦労も多い様だけど、日本人より本当の楽しみ方をよく知っているのかもしれない。

 


この晩は、ビッグママが用意してくれた可愛い客室で眠る事になった。大きなベッドに横たわりながら、子供達が床で寝ていた事を思い出し申し訳ない気持ちになる。明らかに寝る場所が足りないけれど、皆ちゃんと眠れるだろうか?このあたりも強盗がたくさん出るっていう事だけど、シビーンのお客さん達は無事に帰れるんだろうか?シビーンや居間では、まだまだワイワイやっているのが聞こえる。今日は本当に衝撃的な事ばかりだったな。こんな世界があるなんて知らなかった。自分は本当に世界の一部しか見てなかったんだなと思い知らされる一日だった。