ケーブルカーを降りると、「テーブル・マウンテン」と言われるだけに山頂は平らな公園の様になっていて、喜望峰、ケープタウン市街、各海岸線を眺められる様々なビューポイントがあった。喜望峰からの景色もよかったけれど、さすがにケープタウンの目玉というだけあって、それを上回るすばらしさがある。
ビューポイントの中央は植物が咲き乱れていて、遊歩道がさらに奥にのびている。ロッククライミング場もあった。お弁当持参で、トレッキングもしながら丸一日いても楽しそうな場所だなと思った。
Lion's Head Lodgeへの帰り道は乗り合いタクシーを使ってみた。「リッキー」と仕組みは同じで、ワゴンの中に8人くらいが乗って、それぞれの場所に送り届けてくれる。このワゴンはかなり古かったので坂道でエンストして乗組員が押す場面もあり、アメリカ人乗客が「壊れたからディスカウントだよ」などと言って笑わせてくれた。もう少し治安がよければ、こんな乗り物だけを旅をしてもおもしろいんだろうなと思った。