さらに海岸線を進み、今度はハウト湾に入った。ここでは1時間程の自由時間があって、オプションでドイカー島行きの船にのったり、レンタルサイクルで海岸線を走ったり、土産物屋をひやかしたり...自由にしていいですよ、という事になっていた。ハウト湾の目玉はドイカー島のアザラシだということだったので、船に乗ってみることにした。ナミビアですっかりアザラシにはまってしまったため、もう一度アザラシを見てみたいと思った。
ドイカー島は、ハウト湾から船で10分ほどのところにある。アザラシを保護するために旅行者は上陸禁止となっていて、船上から見る形になっていた。
ナミビアの様にアザラシに近づけずちょっと残念だったけれど、船上から海面を泳ぐアザラシの姿を見ることができた。アザラシは意外とタフな生き物で、ここからナミビアのケープクロスまで1600キロも泳いだりするのだそうだ。一方で陸にあがると親子で仲むつまじくまどろんでいる。何度みても可愛いなあと飽きずに見入ってしまう。
ドイカー島からハウト湾へ戻ると、船着場で音楽隊が私達を待っていた。アフリカ民謡を歌いながら、激しい蛍光色のスーツで踊って乗客を出迎えてくれる。ケープタウンはいたれりつくせりの観光地だなと関心した。